USB充電速度の計測

はじめに

昔からスマホの充電速度には違和感があって、具体的には2A出力のUSB充電器を買って試してみても、あんま早く感じない、というのである。一方でApple製品はどういう訳だか異常に充電速度が早く感じる。とまあ良く分からんなら計測してみればいいということで、USBの電圧電流測定器買ったので調査してみた

ケーブルの充電電流

結論から言うと最も影響が大きいのはコレだった。特にデータ通信が可能なmicroUSBケーブルは、充電器に関わらず軒並み0.5Aしか出なかった。100円均一のケーブルは1.0Aで、充電ケーブルなら大体この値だと思われる。速度に拘らないならこの辺りでも特に問題は無い。拘る人は素直に急速充電を謳うケーブルを買うべき。こちらは2.4Aを謳っている奴を買って、少なくとも2.0Aよりは上であろうと思われる。(2.0Aを超える充電器が無かった)

スマホによる制約

当然スマホによっても異なる。Xperia Z Ultraは1.5Aが上限で、思ったより低い。iPadは1.9Aを観測したが、手元にある充電器のMAXが2.0Aだからなだけかもしれない。Butterfly Jがまた特殊で、電源OFF時で0.5A、画面ON時は1.0A、画面OFFでなおかつ電源が入ってるときのみ1.6Aまで出るという仕様。iPod Touchは0.9Aだった。

そういえばAppleのケーブルは通信できても特に速度が落ちない気がする。

充電器による制約

一般に書いてあるスペック通りの数字が出る可能性が高い。手元にEvergreenの充電器あって、コイツ速度出ないんじゃないか、と思っていたのだが、2.0Aの口でちゃんと1.9A出たので、まぁ充分かと思われる。

モバブーだと、cheeroの奴が公称2.1Aの口で1.5Aを観測した。モバブーも思ったより出力高いようだ。

まとめ

とまあ充電遅い原因がケーブルだと特定できたので、今ケーブルを大量購入しようとしているところである。

ちなみに、Ingress中にモバブーで充電しながらプレイしてもバッテリーが減る問題は、0.5Aが上限のケーブルを使っていたからだと分かった。残念過ぎる

あと、標準に附属しているケーブルで充電したとき、Apple製品はケーブルがネックで充電速度落ちず、バッテリー少なめで、よくチューニングされた省消費電力OSを使っているのもあって、圧倒的な速度で充電していくのに対し、Androidは標準附属のケーブルだと充電速度が制限されている上に、バッテリー容量で駆動時間を稼ぐという傾向もあって、iOSに比べて致命的に充電が遅くなっている傾向があるようにみえる