FullHD超えのモニターを使うためのTips 2015/04

はじめに

最近会社で4K(3840x2560) + 2560x1440という贅沢なモニター環境を構築したので、苦労した点のメモを兼ねてまとめておく。

2015年4月現在において、ノートPCやタブレットだと、探せばそこそこFullHD(1920x1080)オーバーの環境が手に入る。MBP RetinaVAIO Z、Nexus9 etc...

一方desktopでも、4Kが5万円で手にはいるようになって、そこそこ身近になってきてはいるものの、FullHDと同じ感覚で気軽に買うにはハードルが高い問題がいくつかある。主にこの問題について解説する。

なお今時アナログ接続なんて有り得ないという主義なので、D-SUBは考慮してない。

2560x1440

60Hzで表示したい場合、通信速度制限の都合で、FullHD世代にメジャーだった幾らかのコネクション方式に制限が入る。

まずDVIだが、DualLink対応が必須になる。割と古い規格なので、初期のモニターはDVI-DLを前提としている場合が多く、比較的地雷を踏みにくい。

HDMIの場合、Ver1.3で追加されたHighSpeedが必須になる。ケーブルも対応のものが必要。モニター・GPUがこれに対応してない可能性もある。

DisplayPortなら問題はないと思われる。端子があれば。

4K

2560x1440は地雷があるだけだったが、4Kは最初から4K前提でマシン調達を考えた方がよい。

まず現行コンシューマー向けで4K60Hz対応のコネクションはDisplayPort1.2のみである。HDMI2.0であれば4K対応するが、モノを見たことがない。そもそもDP1.2非対応のモニターが稀にあって、これはつまり30Hz使用を前提にしている。

4KはGPUの条件もある。外部GPUボードのGPUであれば、DP1.2対応さえ確認すればおそらく問題ない。CPUの内臓GPUがやっかいで、搭載GPUが4K対応であることと、マザーボードも4K対応が必要。チップセットで決まる訳ではないので、マザボごとに調査が必要。搭載GPUに関して言うと、Haswell Reflesh世代だとi5以上が搭載する内臓GPUのみのようだ。

まとめ

と、難しい点はあるものの、高解像度モニターの圧倒的情報量は、CPU性能数十%頑張るよりもPCライフを変えることは間違いないと思う。文字綺麗だし!