Ubuntu使いがMintを試す(Mint AC 21日目)
インストール
インストーラ自体はUbuntuと殆ど変わらない。日本語も勿論対応している。ただインストール以前にダウンロードが、日本に鯖が無くて面倒くさい。まぁtorrentなら早いので殆ど問題にならないが。
KVM上だとグラフィックドライバに問題があり、とりあえずビデオカードをCirrusからQXLに変更したら問題が少なくなったのでこちらで。
インストール後のデスクトップは無カスタムなXFCEではなく、かなりMint風にアレンジ入ったデザイン。これは可もなく不可もなくといったところ。好みな感じ。
初期ソフトウェア
まず気付くのは、初期インストール済のGUI設定ツールが優秀。Windowsのノリで設定変更するならUbuntuより楽なのではないか。例えばufw(Ubuntu FireWall)という便利なFirewall簡易設定ツールがあって、iptablesと違って簡単にFirewallの設定ができるんだけど、Ubuntuにも最初から入ってないgufw(ufwのGUIツール)が最初から入ってる。
あと後から必ず入れてお世話になってるgnome-disksも最初から入ってるし、設定周りで戸惑うことはかなり減ると思う。(というかUbuntuのUnityが嫌いなのも、この辺の設定項目がグッと減ったからである)
更にbashの初期設定もカラフルで良い。Gentooもカラフルでとても良い感じだったけど。Ubuntuのbashの初期設定、completionはとても優秀だけどそれ以外は何か微妙ですね。あとxfce-terminalの初期設定もなかなかオシャレな感じ。
パッケージャ
Mintは勿論apt。apt-getでもaptitudeでもお好きな方をどうぞ。※Ubuntuはapt-get推奨で、aptitudeはapt-getしないと入らない。
apt-getとaptitudeは混ぜるな危険なのでそこだけ注意。(両方使ってはいけない)
MintはMint固有パッケージとUbuntuのパッケージ両方取ってこれる。基本的にはプラスである。欠点は先程も言及されていた、Mint日本サーバの不在。アプデの入手などで、回線細くてイラッとくることも結構ありそう。とはいえ大体はUbuntuパッケージで日本サーバを指定すれば、Mintオリジナルパッケージが少ないこともあり、そんなに困らない。が、初期設定は日本じゃないのでここは変更する必要がある。
※一応JAISTにnocodecsイメージとMint/LMDEのパッケージミラーがあるそうです。しかしなんでDebianバージョン
ただ実際使ってみると明らかにUbuntuと比べて少ないことが分かると思う。実際MintはUbuntuのパッケージを1-5までランク分けしていて、4と5にランクされているものはインストールできない。とはいえ、Ubuntuのパッケージ多様性をMintでも享受したくて、多少のリスクも必要だと考えるのであれば、MintのUpdateManagerの設定からレベル4と5を表示するように設定変更するのが良い。
この設定を変更することでUbuntuで使っていたアプリが全部インストールできた。
日本語化
※日本語化はここよりこっち見よう http://linuxmint-jp.net/download.html
ほたさんとかも結構頑張ってるみたいだけど日本語化が不足しているのは否めない。というかUbuntuで同じところが日本語化していたり(apt-getとか)するので、そのままコピペしてくるだけでも大分マシになりそうなんだがなんだろ。
Firefoxも最初からは日本語化されていない。ググってみると(Ubuntuと同じように)言語サポートでいけると書いてあるが、見つからなかったので、firefox-locale-jaパッケージをインストールした。