APNロックがとてもクソい件について

キャリアの陰謀

日本のキャリアは、寡占市場故にとても強大な権力を持っている。投資額・電波の占有による高い参入障壁が理由であろうか。
また困ったことに、強大な力を持つキャリアは囲い込みが大好きである。その為に奴らは端末と電波をセットにして売る。端末と電波を別々に運用しようと思うと、ルールの穴を抜けるか高い金を積まなければならないのが現状である。
たとえMVNO(キャリアから回線を借りてネットサービスを行う通信事業者)やE-Mobileといった救世主も、数が限られた秀逸な端末を強大な3大キャリアに握られている以上、自社で提供できるのは機能の限られた海外端末しかない。

そこで3大キャリアの持ってるSIMフリー端末を中古で買って別のキャリアで使う方法…所謂白ロム端末を使おうとなる訳だが、その問題点について調べざるを得なかったので纏めておく。

SIMロックの現状

3大キャリア ーdocomoauSoftbankの3社のことだがー の中で、SIMロックが最初から無いキャリアは存在しないが、docomoのみは3000円程度で外すことができる。(この辺は適当)

APN

APNはネットワークの外に出る場合に通る、有線で言うプロバイダみたいなものだと思っている。ネットワーク使用量もAPNで計測される。MVNOの場合、APNはそれぞれ独自で用意される。

APNロック

Androidの標準機能として、テザリングの際に使うAPNを強制することができる。
これを設定することによって何が問題かというと、キャリアの設定がされた端末で、MVNOの回線を利用する場合は、MVNOの所有するAPNに繋ぐ訳だが、テザリングに限りキャリアのAPNに繋ごうとする!勿論元のキャリアは端末は買ったけど回線は契約してないので、APNから外のネットワークに繋ぐことができない。
困ったことにdocomoは通話可能な端末ほぼ全てに、APNロックを掛けているので、MVNO先の回線ではテザリングができないということになる。

docomoの罪

docomoの問題点は、比較的設定が少ないAPNロックを設定していること、そしてSIMロックが無いことをアピールしつつ(まぁ言うても有料だがな。ケチい)、実は重要な機能であるテザリングをロックすることで実質的なSIMロックを掛けていることである。これではSoftbankとやってることがそんなに変わらない。(まぁSoftbankの方が虚々実々のトークは上手だがね)

回避方法

とはいえ、Androidオープンソースな代物なので、割と回避手段があって、ROOTを取得して非公式テザリングする方法の他にも、公式テザリングでAPNロックを回避する方法はあるようだ。ただ試してないので詳しくはググれ。

余談

にしても3大キャリア汚くて嫌い。さぞかしとっても儲けてるんでしょうね。という訳で乞食を全力で応援します(注:本人は関わりたくないのでMVNOに行く)