如何様にして平和を愛する私はガジェット獣となったのか 〜スマフォ一杯買った〜
おさらい
今日という日を迎えるまで、私の所有ガジェットと回線はこんなもんだった。
- IS06（SIRIUS）とau回線
- GALAXY Tab（SIMはあるが使わず）
- iPad（WiFi版）
- IDEOS（音楽プレイヤー）
au回線のみでやりくりしていた。
不満点
最大の不満点は2年縛りである。スマートフォンの世界はめまぐるしく変化しており、端末ごと2年固定を強いられる2年縛りは到底耐えられそうもなかった、というのがとても大きい。またできれば通信費は5000円程度に抑えたいので、2つの回線を維持して1年毎に買い替えるという富豪的選択肢も取れない。
また、au3G回線のレイテンシと速度も不満の種であった。au回線というのは3Gの割には速いと思っているのであるが、やはりXiやWiMAXといった次世代回線に比べると遅さが目立つ。また一時期リナカフェでauだけ殆ど通信ができないのも不満だった。不幸にしてリナカフェは閉店してしまったが。
また、SIRIUSもそろそろ非力さが目立つようになってきていて、次世代のスマフォが欲しい。SIRIUSたんの不満は結構あって、例えば画面が小さい、イヤホン出力と充電が同時にできない、CDMAなので他キャリアで使えない、とかとか。
当初の計画
という訳で、auの2年縛りが切れる今年4月を待って一気に切り替える方向で色々調べていた。2年縛りが切れるのを待っていたのは、機種変更という選択肢は、auの機種変のボッタクリっぷりを考慮するとまずありえないからである。違約金も払いたくない。
当初はUQ WiMAX + イオンSIM併用という方向で調整していた。データ契約を基本的にWiMAXに束ねて全てのTabletをこれ経由で運用する、イオンSIMは音声専用、という計画だった。
別の案として、docomoでXi端末を運用、というのも考えていた。Xiのレイテンシは確かに魅力的なのだが、どう考えても通信費高過ぎるし、どうにも3大キャリアでの直接契約が気に入らなかったので躊躇していた。
一方で、auからのMNPで良い端末を安く入手する方法、となると、docomoへのMNPしか選択肢が無く、上記の計画だと端末はしばらくSIRIUSで我慢することになる。
Optimus LTEとの出会い
そんなところに、Twitterで運良くOptimus LTEを安く売ってくれる人が現れた訳である。（少なくとも私は安いと思った。本人が情弱ウメーwと思ったのかどうかは知らない）巨大なディスプレイ・解像度・バッテリー・Xi・その割に許容範囲内の重量と来れば、なかなか素晴しい端末である。
さて、折角Xi端末を入手したのであるから、当然Xi使いたい訳である。docomoは端末を買わない場合寧ろ劇的に高くなるキャリアなので論外であり、ぶっちゃけタダで譲ってもらった端末にSIM挿すより買った方が安くなる。
そこで最近Xiに対応したMVNO回線の一種、IIJmioにした。私が契約したのはSIM3枚、1ヶ月で1GBまで通信速度MAXという契約で、1GB越えても128kbpsで通信可能という代物である。ちなみに追加料金払うと、1GB使い切っても高速通信を容量単位で買うことができる。
これを使えばSIM無し運用していたGALAXY TabにSIMを挿せるというオマケまで付く。データ通信はこれで完璧だ。1GBという容量は懸念の種であるが、幸い仕事が忙しくて1GBぐらいなら何とかなるであろう。まずったと思えばチャージするなり解約すればいい。幸いコイツは2ヶ月で契約切っていい
あとは音声回線を確保する手段だ。
難儀な音声回線
音声回線を維持するには骨が折れる。様々な重要書類の番号は固定電話ではなく携帯電話になっており、番号の維持、MNPはほぼ必須となっていた。
また、音声回線を持つMVNOはb-mobileとその傘下のイオンSIMしかなく、一番安いモデルでも2000円を越えてしまう。1000円切る音声契約のできる3大キャリアとの価格差が問題になる為、少々躊躇していた。
という訳でアクロバティックな手法であるが、Twitterの助言に従い、Softbankのみまもり携帯を使う方向で調整することにした。これは月額490円で維持できる音声回線であるが、みまもり携帯自体は1つの連絡先にしか連絡できない仕様なので、本来は子供に持たせる為だけに使われる。
しかしこのSIMをSoftbank以外の端末に挿せば、普通に音声契約のSIMとして使える。これで通話をしようと目論んでテルルに駆け込んだ辺りから、私の予想の斜め上の状況になってきた。
乞食量産型店舗テルル
Softbankのみまもり携帯には1つ問題点があった。それは「別のSoftbank契約とその身分証が必要である」というものである。（実は妹の物であれば調達できないことも無さそうだったが、最近妹と疎遠なので止めておいた）
それを聞いて止めようかなぁと思っていた私に店員が一言。
「じゃあiPhone4をついでに付けましょう」
いやちょっと待て何を言ってるんだコイツは。
で、色々聞いてみると、みまもり携帯契約したいのであれば、もう1つiPhone契約しちゃえばいいよ！という話らしい。で、iPhone4はデータ通信さえしなければ相殺してお釣りが来る程のCB（キャッシュバック。契約するとお金が貰えるという、現代の3大キャリアのインセンティブの歪みが生みだした恐しいシステム）を出すという。こんなにCB貰ったらCBで生活する乞食erと呼ばれる人種と全く同じではないか！なんということだ。
多分この時の私は混乱していたのだろう。結局断わることができず、iPhoneとみまもり携帯を手に秋葉原を後にしたという。てかどう考えてもみまもり携帯は余分で、iPhoneのSIMだけで十分だった。もうテルル行かねぇ。
