速度の夢

爺さん婆さん

私は割とお婆ちゃんっ子なので(ただし母方に限る)、遠いとはいえ良く遊びに行くんだが、そこで毎度違和感があるのが、

「最近の技術すごいから、東京まで一瞬で行けるようになるよ〜」(※実家は愛知です)

という奴。で、世代の違いを感じる訳なんだが、調べてみれば割と分かりやすい。交通機関の速度上昇に大分世代格差があるんやな。

爺さん婆さんの世代

爺さん婆さんの世代の歴史を振り返ってみると、1964年に東海道新幹線開通してるし、飛行機もぐっと身近になったし、高速道路は一気に全土を覆って自動車も早くなるしで、確かに移動速度はグングン上昇してる。

我々の世代

で、我々の世代を見てみると、新幹線は20年も前から270km/hで運転してて、それが300km/hになったぐらいしか差が無いし、飛行機もコンコルドがポシャってからというもの全く速くなってないし、高速道路は誰も使わないド田舎しか整備されてないし、肝心の東名名神は年中渋滞だしと全く速くなってない。オイルショックはやはりでかかったんだろうか。

一方でここ20年は半導体・通信の進歩がやばい。ムーアの法則、ファンの法則、カオの法則とかで倍々ゲームで性能が上がってる。とか考えて私は、

「いや違うよ、そもそも外に出たり移動しなくても生活できるようになるんだよ」

と言う訳である。